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右手でシャッターを押すという目標|HasselbladとRolleiflex

木製テーブルの上に並べられたHasselbladとRolleiflexの中判フィルムカメラ

入院中に「病棟で出会ったローライフレックス|Rolleiflex 3.5C」をきっかけに、
フィルムカメラ、特にローライフレックスの魅力を改めて感じるようになりました。

「やっぱり古いフィルムカメラっていいなぁ」
「ローライ、いいなぁ」

そんな気持ちが自然と湧いてきて、
妻に、昔使っていた中判のブローニーフィルムで、期限切れのものが少し残っているはずだから、探して病院に持ってきてもらえないかとお願いしました。

入院当初は、趣味だった大判カメラはもちろん、
中判のブローニーフィルムカメラでさえ、
「もう一生持つことは無理だろう」と思っていました。

後日、妻が病院に持ってきてくれたのは、
想像していたよりもずっと多い本数の期限切れフィルムでした。

  • Kodak Tri-X 400TX(期限:2018年12月)…19本
  • Kodak PORTRA 400(期限:2019年12月)…8本
病院に持ってきてもらった期限切れの中判ブローニーフィルム。
Tri-X 400とPORTRA 400を眺めながら、また写真を撮りたいという気持ちが強くなった。

これらのフィルムを眺めているうちに、
「そういえば、まだHasselbladもRolleiflexもいくつか所有している」
「このカメラたちで、もう一度写真を撮ってみたい」
そんな、今の自分にはほとんど無理だと思える気持ちが、ふと心に浮かびました。

そんな折、病棟のスタッフの方から
「回復したら、ぜひ一緒に写真を撮りに行きましょう」
と声をかけていただきました。

その一言が、背中をそっと押してくれました。

HasselbladとRolleiflexという中判カメラを首に下げ、
左手でしっかりとボディを支え、
右手で絞りやシャッタースピードを調整し、
そして――
右手の人差し指で、念願のシャッターを押す。

屋外で三脚に載せたRolleiflex二眼レフカメラ。中判カメラで写真を撮る目標の象徴
三脚に据えたRolleiflex。
このカメラで、もう一度シャッターを切る日を目指している。

私にとっては、非常にハードルの高い目標です。

これから回復期を経て生活期に入り、
自宅でのリハビリが中心になっていく中で、
回復のスピードは、これまで以上にゆっくりになっていくはずです。

それでも、自分の「好きなこと」を目標にすることで、
リハビリのモチベーションにし、
「また頑張ろう」という気持ちや、自信につなげていきたいと思っています。

少々ハードルの高い目標ですが、
焦らず、比べず、
自分のペースで、一歩ずつ。

いつか、右手でシャッターを切るその日を目指して。

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この記事を書いた人

卯乃吉(unokichi|うのきち)
脳梗塞を経験し、入院・リハビリ・回復までの記録を残していきます。
同じ立場の方が、少しでも参考にできるような情報発信を目指しています。
みなさんが、昨日より今日、今日より明日と、少しずつでも前に進めますよう願っています。

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