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発症から現在まで ― 4名の療法士が見た私の回復の経過

脳梗塞でSCU病棟(脳卒中集中治療室)から回復期病棟までのリハビリ経過記録

脳梗塞で救急搬送されてから現在まで、
理学療法・作業療法・言語聴覚療法を担当してくださった4名の療法士の方々が、私の入院からの経過をまとめてくださいました。

自分ではただ必死に日々を過ごしていただけですが、専門家の視点で振り返ると、体は確実に変化してきたことが分かります。

以下、原文に沿ってまとめます。


入院からの経過


目次

【SCU病棟(脳卒中集中治療室):9月6日~9月19日】

入院当初は右半身の麻痺が強く、腕や手はほとんど動かない状態でした。
座ることはできていましたが、起き上がりや立ち上がり、車椅子への乗り移りには介助が必要でした。

■ 理学療法

・関節可動域訓練
・筋力トレーニング
・基本動作練習
・長下肢装具を使用した歩行訓練

体を起こす・立つ・歩くための土台づくりを進めました。
この時期には高気圧酸素治療も実施しました。

■ 作業療法

・上肢関節運動
・電気刺激(IVES)
・トイレ動作練習

入院6日後より電気刺激を開始し、ベッド上で肘のわずかな動きが見られるようになりました。

■ 言語聴覚療法・摂食機能療法

構音障害(呂律の障害)があり、発話明瞭度は4(ときどきわかる言葉がある)でした。
口腔・顔面の運動訓練を開始しました。

嚥下障害の明らかな所見はありませんでしたが、安全を考慮し、
主食は全粥、副食はきざみ食、水分はとろみ付きとしました。


【一般病棟(急性期病棟):9月20日~10月4日】

右手や右足に少しずつ動きが見られるようになりました。
立ち上がり時の膝折れが減り、手すりを使えば立ち上がりが可能となりました。

■ 理学療法

立位訓練
移乗動作練習
歩行に向けた準備訓練

安全に立つ・移動する力の回復を目指しました。

■ 作業療法

電気刺激併用の上肢機能訓練
トイレ動作練習

肘の可動域が広がり、手指にもわずかに曲げる動きが見られるようになりました。

■ 言語聴覚療法

構音障害は急激に改善。
発話明瞭度は2(ときどきわからない言葉がある)へ改善しました。

混合性結合組織病の情報共有があり、食形態変更は慎重に実施しました。


【回復期病棟 前半:10月4日~12月23日】

右腕と右脚の動きがさらに改善し、生活動作の自立が進んだ時期です。

10月中旬:車椅子への移乗が自立
10月下旬:トイレ動作が自立

■ 理学療法

起立訓練
杖歩行訓練
病棟内歩行
集団起立訓練参加

11月上旬には病棟内を杖で一周可能となりました。
12月9日、装具(Gait Solution)を作成しました。

■ 作業療法

電気刺激併用の上肢機能訓練
入浴・段差動作訓練
自主トレーニング導入

活動量増加に伴う肩の痛みや、感情コントロールの難しさも見られました。

■ 言語聴覚療法

発話明瞭度は1(すべてわかる)へ改善しました。
話す速度の低下を本人が自覚。

摂食は安定し、水分のとろみを解除しました。


【回復期病棟 後半:12月24日~2月5日】

12月24日、病棟内(自室~洗面所)の歩行が自立しました。

■ 理学療法

屋外歩行訓練
坂道歩行
階段昇降
床上動作訓練

退院後の生活を想定した移動能力向上を図りました。

■ 作業療法

右腕と手の機能向上を中心に実施。
肩の可動域が拡大し、すべての指に伸ばす動きが出現しました。

■ 言語聴覚療法

文章音読中心の訓練を継続。
ら行が連続する際に歪みが見られることがありますが、集中すれば明瞭な発音が可能です。

摂食は安全に継続できています。


■ 主な出来事

・9/8~13 高気圧酸素治療
・10/27 集団起立訓練開始
・12/9 装具作成
・12/23 自宅内動作訓練
・12/24 病棟内歩行自立


【感謝】

4名の療法士の方々が、私の体の変化を専門的な視点で丁寧に記録してくださいました。

自分では気づけなかった小さな変化も、こうして振り返ると確実に積み重なっていました。

身体の回復だけでなく、気持ちの揺れや葛藤も含めて支えてくださったことに、心から感謝しています。

焦らず、慎重に、一歩ずつ。
これからもリハビリを続けていきます。

本当にありがとうございました。

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この記事を書いた人

卯乃吉(unokichi|うのきち)
脳梗塞を経験し、入院・リハビリ・回復までの記録を残していきます。
同じ立場の方が、少しでも参考にできるような情報発信を目指しています。
みなさんが、昨日より今日、今日より明日と、少しずつでも前に進めますよう願っています。

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