脳卒中・脳梗塞・脳出血・くも膜下出血、用語解説のまとめ

※このページは随時更新しています(最終更新日:2026年4月1日)

2025年9月に脳梗塞を発症して初めて、脳梗塞とは何なのか、どういう病気なのか、自分の病気を調べていくうちに脳卒中や脳出血、くも膜下出血とかの用語や、脳の病気で関連するパーキンソン病、認知症、脳腫瘍と多くの言葉を知ることになりました。

脳の病気について調べていると、専門用語が多くて分かりづらいと感じることがあると思います。

このページでは、脳卒中に関する用語を調べて備忘録として記録しました。
「脳卒中」「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」に分けて整理しています。
それ以外の脳の関連病気として「パーキンソン病」「認知症」「脳腫瘍」も入れました。
必要な言葉から、ぜひ参考にしてみてください。


■ 脳卒中(のうそっちゅう)

・脳卒中(のうそっちゅう)
脳の血管にトラブルが起きる病気の総称です。
大きく分けて「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」の3つがあります。
突然発症することが多く、早期対応が命と後遺症に大きく影響します。


主な用語

・動脈硬化(どうみゃくこうか)
血管が硬くなり、狭くなる状態です。
脳梗塞の大きな原因のひとつです。

・血栓(けっせん)
血液が固まってできた塊のことです。
これが血管を詰まらせると脳梗塞が起こります。

・梗塞(こうそく)
血流が止まり、その先の組織がダメージを受ける状態です。

・再発(さいはつ)
一度発症した病気が、再び起こることです。
脳卒中では特に起こりやすく、薬の継続や生活習慣の見直しなど、予防がとても重要になります。

👉 脳卒中の全体像は
脳卒中の分類まとめ】で詳しく解説しています。


■ 脳梗塞(のうこうそく)

・脳梗塞(のうこうそく)
脳の血管が詰まり、血流が止まることで脳の一部がダメージを受ける病気です。
脳卒中の中で最も多く、片麻痺や言語障害などの後遺症が残ることがあります。
再発予防のために薬や生活習慣の改善が重要です。


種類

・アテローム血栓性脳梗塞(あてろーむけっせんせいのうこうそく)
動脈硬化によって血管が狭くなり、血栓ができて詰まるタイプの脳梗塞です。
生活習慣病との関係が深いのが特徴です。

・ラクナ梗塞(らくなこうそく)
脳の深い部分にある細い血管(穿通枝)が詰まることで起こる小さな脳梗塞です。
比較的軽いとされることもありますが、繰り返すことで症状が悪化することがあります。

・心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)
心臓でできた血のかたまり(血栓)が脳に流れて詰まる脳梗塞です。
重症になりやすく、再発予防が重要です。


血管・構造

・前大脳動脈(ぜんだいのうどうみゃく)
脳の前側や内側に血液を送る血管です。
主に足の運動や感覚に関係しており、この血管が詰まると下肢の麻痺や意欲低下などの症状が現れることがあります。

・中大脳動脈(ちゅうだいのうどうみゃく)
脳の広い範囲に血液を送る重要な血管です。
脳梗塞の中でも最も多く関係する血管で、手や顔の麻痺、言語障害などが起こりやすいのが特徴です。

・後大脳動脈(こうだいのうどうみゃく)
脳の後ろ側(視覚をつかさどる部分)に血液を送る血管です。
障害されると視野の一部が見えなくなる「視野障害」が起こることがあります。

・穿通枝(せんつうし)
脳の深部へと入り込む細い血管のことです。
主に内包や被殻などの重要な部分に血液を送っており、この血管が詰まるとラクナ梗塞の原因になります。

・内包前脚(ないほうぜんきゃく)
脳の中にある神経の通り道「内包」の前側部分です。
主に感情や行動に関わる神経が通っているとされています。

・内包後脚(ないほうこうきゃく)
内包の後ろ側にある部分で、運動や感覚に関わる重要な神経が通っています。
この部分が障害されると、手足の麻痺などの症状が出やすくなります。


症状・障害

・麻痺(まひ)
筋肉を自分の意思で動かせなくなる状態です。
脳の損傷によって神経の伝達がうまくいかなくなることで起こります。

・片麻痺(かたまひ)
体の左右どちらか半分に麻痺が出る状態です。
脳梗塞では最も多く見られる後遺症の一つで、右麻痺・左麻痺があります。

・痙縮(けいしゅく)
筋肉が過剰に緊張し、思うように力を抜けなくなる状態です。
脳梗塞後の後遺症としてよく見られ、手足がつっぱったり、関節が動かしづらくなります。

・拘縮(こうしゅく)
関節や筋肉が固まり、動かせる範囲が制限される状態です。
長期間動かさないことで起こりやすく、日常生活に大きな影響を与えます。
予防には早期からのリハビリやストレッチが重要です。

・感覚障害(かんかくしょうがい)
触覚・温度・痛みなどの感覚が鈍くなったり、逆に過敏になる状態です。

・失語症(しつごしょう)
言葉を理解したり話したりする能力が低下する障害です。
話せない、言葉が出てこない、相手の話が理解しづらいなどの症状があります。

・構音障害(こうおんしょうがい)
口や舌の動きがうまくいかず、言葉がはっきり発音できない状態です。
ろれつが回らないように聞こえることがあります。

・嚥下障害(えんげしょうがい)
食べ物や飲み物をうまく飲み込めない状態です。
誤嚥(ごえん)による肺炎のリスクがあるため注意が必要です。

・高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)
記憶・注意・判断・感情など、脳の高度な働きに障害が出る状態です。
外見では分かりにくいことが多く、周囲の理解が重要です。

・半側空間無視(はんそくくうかんむし)
左右どちらかの空間を認識できなくなる状態です。
例えば左側の物に気づかない、食事の片側だけ残すなどの症状があります。


■ 脳出血(のうしゅっけつ)

・脳出血(のうしゅっけつ)
脳の血管が破れて出血し、脳を圧迫する病気です。
高血圧が大きな原因とされ、急激に症状が悪化することがあります。


主な種類

・被殻出血(ひかくしゅっけつ)
脳の深い部分にある「被殻」という場所で起こる出血です。
脳出血の中でも比較的多く見られ、手足の麻痺(特に片麻痺)や言語障害が現れることがあります。

・視床出血(ししょうしゅっけつ)
「視床」という感覚を中継する重要な部分で起こる出血です。
しびれや感覚の異常、意識の低下などが起こることがあります。

・小脳出血(しょうのうしゅっけつ)
体のバランスや動きの調整を行う「小脳」で起こる出血です。
ふらつき、めまい、まっすぐ歩けないなどの症状が現れやすいのが特徴です。

・脳幹出血(のうかんしゅっけつ)
呼吸や心拍など生命に関わる機能をつかさどる「脳幹」で起こる出血です。
重症になりやすく、意識障害や呼吸の異常などが起こることがあります。


特徴

高血圧との関連が深い
急激に症状が悪化することがある


ワンポイント(理解アップ)

この4つはこう覚えると分かりやすいです👇

被殻 → 動き(麻痺)
視床 → 感覚(しびれ)
小脳 → バランス(ふらつき)
脳幹 → 生命(呼吸・意識)


■ くも膜下出血(くもまっかしゅっけつ)

・くも膜下出血(くもまっかしゅっけつ)
脳の表面にある血管が破裂して起こる出血です。
突然の激しい頭痛が特徴で、命に関わることもある重い病気です。


関連用語

・脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)
脳の血管の一部がふくらんで弱くなった状態です。
この部分が破裂すると、くも膜下出血を引き起こします。

・破裂(はれつ)
血管などが強い圧力によって一気に破れてしまうことです。
くも膜下出血では、この破裂が突然起こります。


特徴

突然の激しい頭痛
命に関わることが多い


■ 補足:脳の病気には他にもあります

脳卒中は「血管のトラブルによる病気」ですが、
脳の病気にはそれ以外のものもあります。

・パーキンソン病(ぱーきんそんびょう)
脳の神経の働きが少しずつ低下していく病気です。
手のふるえや動きにくさ、筋肉のこわばりなどが現れます。

・認知症(にんちしょう)
記憶や判断力が低下し、日常生活に影響が出る状態です。
進行すると、物忘れや理解力の低下が目立つようになります。

・脳腫瘍(のうしゅよう)
脳にできる腫瘍のことで、良性と悪性があります。
できる場所によって、さまざまな症状が現れます。

これらは脳卒中とは異なり、
ゆっくり進行するものや原因が異なる病気です。


■ まとめ

脳卒中に関する用語は多く、最初は難しく感じていました。
しかし、一つひとつ調べて整理していくことで理解が深まっていきます。

この用語集が、少しでも理解の助けになれば嬉しいです。


もし同じように脳梗塞や脳卒中と向き合っている方がいたら、
あなたのペースで大丈夫です。

一緒にゆっくり進んでいきましょう。

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