脳梗塞のリハビリ施設はなぜ「医療保険」と「介護保険」があるの?

石垣島の青い海と空を望む絶景。脳梗塞生活期のリハビリや新しい人生をイメージした風景写真

通所リハ・訪問リハ・自費リハビリの違いをわかりやすく解説

2026年7月14日

発症日:2025年9月6日
回復期:2025年10月4日
生活期:2026年3月1日

発症日から:312日目
生活期から:136日目


目次

はじめに

私自身、脳梗塞で退院してから初めて知ったことがたくさんありました。

それは、

  • 医療保険
  • 介護保険
  • 通所リハビリ(デイケア)
  • 訪問リハビリ
  • デイサービス
  • 自費リハビリ

など、同じ「リハビリ」でも制度や内容が大きく違うということです。

退院するまでは、リハビリは病院で受けるものと思っていました。

しかし生活期に入ると、「どこで、どんなリハビリを受けるのか」を自分で考えなければならなくなります。

今回は、私自身の経験も交えながら、それぞれの違いをできるだけわかりやすくまとめてみたいと思います。


リハビリは大きく3つに分かれる

脳梗塞後のリハビリは、大きく次の3つに分けることができます。

① 医療保険のリハビリ

病気やケガを治療するためのリハビリです。

例えば、

  • 急性期病院
  • 回復期リハビリテーション病院
  • 外来リハビリ
  • 医療保険による訪問リハビリ

などがこれにあたります。

主治医の指示のもとで、

  • PT(理学療法士)
  • OT(作業療法士)
  • ST(言語聴覚士)

がリハビリを行います。

患者の自己負担は、通常1~3割です。


② 介護保険のリハビリ

病気を治すことではなく、

生活を続けるためのリハビリ

になります。

例えば、

  • 歩行能力を維持する
  • 転倒を防ぐ
  • 食事動作を維持する
  • 自宅で安心して生活する

ことが目的です。

要支援・要介護認定を受けた方が利用できます。

こちらも自己負担は通常1~3割です。


③ 自費リハビリ(保険外)

最近増えているのが、

自費リハビリ

と呼ばれる施設です。

医療保険も介護保険も使わず、

すべて自己負担になります。


医療保険のリハビリとは?

医療保険は、

病気を治療・改善するため

の制度です。

例えば、

  • 発症直後
  • 入院中
  • 退院後間もない時期

などに利用されます。

脳梗塞では、

急性期病院から回復期リハビリテーション病院へ転院し、その後外来リハビリや訪問リハビリへ移行する方もいます。


介護保険のリハビリとは?

介護保険では、

今ある身体機能を活かしながら、

生活を続けること

が目的になります。

脳梗塞後の生活期では、

こちらが中心になる方も多くなります。


通所リハビリ(デイケア)とは?

私が現在利用しているのが

通所リハビリ(デイケア)

です。

介護保険を利用しています。

施設まで送迎していただき、

数時間滞在しながらリハビリを行います。

私が行っている内容は、

  • リハビリマシン
  • 可動域訓練
  • 歩行練習
  • ストレッチ
  • バランス訓練
  • 集団体操

などです。

医師の管理のもとで行われるため、

デイサービスよりもリハビリ色が強い施設になります。


訪問リハビリとは?

訪問リハビリは、

PT・OT・STが自宅まで来てくださるサービスです。

例えば、

  • 家の中の歩行
  • 階段
  • トイレ
  • 入浴
  • 家事
  • 食事

など、

実際の生活環境に合わせて練習できることが大きな特徴です。

私も退院後から利用しています。

自宅だからこそ分かる課題も多く、とても役立っています。


デイサービスとの違い

よく混同されますが、

デイサービスと通所リハビリは目的が違います。

項目通所リハビリ(デイケア)デイサービス
目的リハビリ日常生活支援
医師配置あり基本なし
PT・OT・ST多い少ない施設も
マシン訓練多い施設による
専門的リハビリ

もちろん施設によって違いはありますが、

脳梗塞後の機能改善を目的とするなら、通所リハビリの方が専門性は高い傾向があります。


医療保険の訪問リハと介護保険の訪問リハの違い

訪問リハビリには

実は、

医療保険と介護保険の両方があります。

医療保険

  • 病状が不安定
  • 医療管理が必要
  • 医師が必要と判断

介護保険

  • 要支援・要介護認定
  • 病状が比較的安定
  • 生活機能の維持・改善

脳梗塞では、

退院直後は医療保険、

その後生活期になると介護保険へ移行するケースが多く見られます。

ただし病状や年齢などによって異なるため、実際には主治医やケアマネジャーなどと相談して決まります。


最近増えている「自費リハビリ」とは?

最近、

テレビやインターネットでも

脳梗塞専門リハビリセンター

などを見かけることが増えました。

これらの多くは

保険が使えない自費リハビリ

になります。

料金は施設によって異なりますが、

  • 60分 15,000~25,000円
  • 90分 20,000~35,000円

程度のところも珍しくありません。

つまり、

1時間で2万円以上

かかる施設もあります。


なぜ保険が使えないの?

「理学療法士がいるなら医療保険が使えるのでは?」

と思われる方も多いと思います。

私も最初はそう思っていました。

しかし、

保険が使えるかどうかは、

理学療法士がいるかどうかではなく、その施設が医療保険や介護保険の指定を受けているかどうかで決まります。

そのため、

PT・OT・STが在籍していても、

保険指定を受けていない施設では医療保険も介護保険も利用できず、全額自己負担になります。


それでも自費リハビリを利用する理由

では、なぜ高額な自費リハビリを利用する人がいるのでしょうか。

理由は、

保険リハビリには時間や回数などの制限があるためです。

一方、自費リハビリでは、

  • 長時間マンツーマン
  • オーダーメイドのプログラム
  • 保険ではできない内容

などを提供している施設もあります。

そのため、

「もっと改善したい」

という思いから利用される方も少なくありません。

ただし、

自費だから必ず効果が高いとは限りません。

施設や担当者によって内容や実績には差がありますので、利用を検討する際は体験や説明を受けて、十分に比較・検討することが大切です。


私の場合

私は現在、

  • 訪問リハビリ(介護保険)
  • 通所リハビリ(介護保険)

を利用しています。

訪問リハビリでは、

自宅での生活動作を中心に練習しています。

通所リハビリでは、

リハビリマシンや歩行訓練など、自宅ではできない運動を行っています。

それぞれ役割が違うので、

両方利用できることは本当にありがたく感じています。

また、設備だけでなく、

スタッフの皆さんが利用者一人ひとりをよく見てくださることも大きな安心につながっています。

左手首を痛めて湿布やサポーターをしていると、すぐに気づいて声を掛けてくださるなど、小さな変化にも気を配ってくださるので、安心してリハビリに取り組むことができています。


まとめ

脳梗塞後のリハビリには、

目的に応じてさまざまな制度があります。

  • 医療保険:病気の治療・機能回復を目的としたリハビリ
  • 介護保険:生活を続けるためのリハビリ
  • 通所リハビリ(デイケア):施設で専門的なリハビリを受ける
  • 訪問リハビリ:自宅で生活に合わせたリハビリを受ける
  • デイサービス:生活支援や交流が中心
  • 自費リハビリ:保険にとらわれない自由度の高いリハビリ

最初は制度が複雑で戸惑いましたが、実際に利用してみると、それぞれに大切な役割があることが分かりました。

これから退院される方や、ご家族の方が、自分に合ったリハビリを選ぶ際の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

うのきち(卯乃吉)
2025年9月に脳梗塞を発症し、人生が大きく変わりました。
入院、回復期リハビリ、そして退院後の生活期までの体験をブログに記録しています。
このブログでは、脳梗塞の体験、リハビリの記録、退院後の生活などを中心に、同じ立場の方が少しでも参考にできる情報を発信しています。
私自身まだ回復の途中ですが、この記録が誰かの希望や励ましになればうれしいです。
昨日より今日、今日より明日。
少しずつでも前へ進めますように。

新着記事や日々の短い気づきは、
ThreadsやXでも発信しています。
▶ Threads
https://www.threads.com/@unokichi.blog
▶ X
https://x.com/unokichi_blog

コメント

コメント一覧 (4件)

  • うのきちさんへ
    おはようございます!
    保険の種類とリハビリの種類、いろいろ勉強になりました!🙇
    自分や目的に合ったコースを選べば生活が進歩しそうですね☺️
    リハビリマシン、、私はスポーツジムみたいな所に行ったことがないので、マシンを使ってのエクササイズは未経験です〜😅
    なんか楽しそう(笑)検討してみます!😆
    梅雨明けしそうな暑さ🥵お身体ご自愛くださいませ🙇

    • Reiさんへ

      コメントありがとうございます😊

      私も最初は「医療保険」「介護保険」「訪問リハ」「通所リハ(デイケア)」など、違いがまったく分からず混乱していました😅

      実際に利用しながら少しずつ理解できるようになり、今回の記事も自分自身の勉強を兼ねてまとめてみました。

      リハビリマシンは、私も最初はスポーツジムのようなイメージを持っていましたが、実際は一人ひとりの体の状態に合わせて負荷を調整してくれるので、思っていたより安心して取り組めています😊

      無理に筋肉を鍛えるというより、「動かしにくくなった関節や筋肉を少しずつ動かす」「体力を維持する」といった目的のマシンが多い印象です。

      もし機会があれば、ご自宅エリアの通所リハ(デイケア)見学だけでも行ってみると雰囲気が分かって参考になるかもしれませんね😊

      いよいよ梅雨も明けて本格的な暑さになりそうです☀️

      お互い無理をせず、水分補給をしっかりしながら、自分のペースでリハビリを続けていきましょう。

      いつも温かいコメント、本当にありがとうございます😊

  • うのきちさんへ
    8月に入りましたね!今日はいくらか気温が下がって、朝ほっとしましたが、先週の暑さはこたえました😂💦
    体調崩されてませんか?脳梗塞仲間皆さんの体調も、ホントに気になるところです😱
    毎年猛暑が酷くなってるようで、身体に負担をますます感じます〜🫨
    足元の注意にも支障を来たし、大したことはなかったのですが、先日お店屋さんに入る時に敷いてあったマットに躓き、膝小僧打ってしまいました!転ぶと周りにも迷惑かけてしまうので、いつもはめちゃめちゃ注意してるのですが、、暑かったりすると、注意力散漫になってしまいますね😵
    冷静沈着、落ち着いた行動、肝に銘じて(苦笑)涼しくなる秋🍁🍂まで頑張ります👍☺️
    御身体ご自愛ください!

    • Reiさんへ

      コメントありがとうございます😊

      先週の暑さは私もかなりこたえました😅
      昨日と今日は少し過ごしやすい気温で、ほっとしましたね。

      でも8月はまだ始まったばかり。これからも暑い日が続くのでしょうね💦
      ここまで暑いと、なかなか外へ出る気にもなりません😅

      幸い体調は大きく崩していませんが、この暑さの中ではリハビリも無理をせず、自分の体調と相談しながら取り組むように心掛けています。

      マットにつまずいてしまったとのこと、大きなケガにならなくて本当に良かったです。
      私も片麻痺になってからは、ほんの少しの段差やマットの端でも気を付けるようになりました。暑さで集中力が落ちると、いつも以上に危ないですよね。

      私も「人と比べない。昨日の自分と比べる。」を合言葉に、焦らず一歩ずつリハビリを続けています。

      お互い転倒には十分気を付けながら、この厳しい夏を乗り切りましょう😊
      涼しい秋になったら、もう少し気持ちよく外を歩けることを楽しみにしています🍁

      いつも温かく気に掛けてくださり、本当にありがとうございます😊

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